| 山崎拓: |
AFLACは日本に来て28年ですね。 |
|
チャールズ・レイク・U: |
昨年の法人申告所得は、日本で活動している外資系企業の中で、日本IBMに次いで2番目に大きい額となりました。また、保有契約数は1500万件を突破し、日本生命に次いで2位になりました。日本国民の4世帯に1世帯が、アメリカンファミリー生命の保険に入っていることになります。
このように日本に深く根ざし、多くの消費者の方から支持をいただいていることもあり、
私は日本経済が早く回復して欲しいと願っています。そのためには、私は小泉総理がおっしゃっているように、「民間にできることは民間にまかせる」ということが大事だと考えています。
医療の世界でも、いろいろなデータを分析した上で、もっとも安い保険料で最大の保障を提供することを常に目指
している当社のような企業活動が、新たな価値の創造、イノベーションにつながっていくのではないかと思
います。また、医療制度改革の中でも、民間のやれることはかなりあると思 っています。そして、それを逆にビジネスチャンスにするのが私どもの責任だと考えています。 |
| 山崎拓: |
日本は、アメリカを本社とするAFLACの中で大きなシェアを占めていると聞いたのですが、全売上のどのくらいですか? |
|
チャールズ・レイク・U: |
日本に進出してから28年間、ずっと成果を出してきた結果、先程ご説明した通り、
4世帯に1世帯は当社の保険に加入していただいており、日本での収入は全 体の70%を越えています。実は、私だけがアメリカンファミリー生命の日本
社ではアメリカ国籍の社員でして、郷に入りては郷に従うというか、日本市場で成功するには何をしたらいいのかはローカルのマネージメントに任せる、という考え方を当社は持っています。本社はジョージアという南部の州にあり、トップのCEOをはじめ本社の経営者は、信頼関係や長期の交流を大事にするというジェントルマンの文化を持っていますし、いろいろな意味で日本の文化と似ている部分が多くあります。
すべてアメリカ中心的に考え、行動するのではなく、日本と同様に、思いやりの気持ちをベースとした南部の会社のカルチャーもプラスになっているかもしれません。 |
| 山崎拓: |
なるほど……。あなたは高校がハワイですか? |
|
チャールズ・レイク・U: |
高校と大学がハワイです。 |
| 山崎拓: |
大学院が東大とジョージ・ワシントン大学で、日本とアメリカと両方の文化をよく知 っているということですね。 |
|
チャールズ・レイク・U: |
そのようなバックグラウンドですから、日米関係がいつも良好であることを願っています。
ブッシュ大統領が来日して首脳会談が開かれ、日本の国会で演説することになりますが(注:この対談は大統領訪日前に収録された)、ブッシュ政権は、小泉首相ができるだけいろいろな形で前に進むことができるようにと考えております。もっとも頼りになる親友としてのアメリカ、またブッシュ大統領が、何をしたら総理のためにプ
ラスになるとお考えになるのか、教えて頂きたいと思います。 実は、なぜこんなことを伺うかと言うと、アメリカ政府関係者の中でもいろいろな意見がありまして、
「歌舞伎のように、セレモニ−的な舞台が日本では大切であって、外圧をかけないとやりたいこともやれない状況にあるのかもしれない。
だからそれはセレモニーとしての外圧を目に見える形でかけなければならないのだ」
と言っている人もいます。もちろん、近年の政治環境を考えた場合、それは違うと私は否定したのですが、
アメリカの関係者の中でもいろいろな意見があり、ブッシュ大統領が訪日される際にどのようなメッセージを伝えるべきなのか、ということをまさに今悩んでいます。 |